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ひとつ目は、住宅性能です。7軸でいちばん強くこだわっている一方、理解度はいちばん低く、差も最大でした。ここが打合せで置いていかれやすい箇所なので、注意が必要です。
ふたつ目は、暮らし動線と収納・コスト。大切にしたいものとして選ばれましたが、28問のお答えではどちらも下位に出ています。直感で選んだものと、回答から見えてきたものに差があります。
どちらが正しいということはありません。ただ、こだわりを一度きちんと整理しておくことが、このあとの家づくりで効いてきます。
数字は、こだわりの強さに対して理解度がどれだけ足りていないかを表しています。マイナスが大きい軸ほど、打合せで置いていかれやすくなります。プラスは、理解がこだわりを上回っている軸です。
家づくりコンパスの結果をもとに、プロがあなただけのためにレポートを作成しました
7点をつけていただいたのは、40問のうち4つでした。
「夏の暑さ、冬の寒さを感じない家にしたい」「風を通して過ごせる季節を増やしたい」「季節による光の入り方まで考えて設計したい」。
この3つは、別々の希望に見えて、すべて住宅性能の話です。
家づくりコンパスの診断でお答えいただいた内容から、そのまま作成しています。上から順に、住宅会社との打合せで伝える優先順です。
右のラベルをタップすると、優先度が切り替わり、並び替わります。
最初にお答えいただいた内容は、下の「あなたの回答」でご確認いただけます国・県・市の3つの制度をまとめました。前橋市は省エネ基準の「6地域」にあたります。金額は住宅の仕様や世帯条件で変わるため、まずはモデルケースの目安です。
7点をつけていただいたのは、40問のうち4つでした。
「夏の暑さ、冬の寒さを感じない家にしたい」「風を通して過ごせる季節を増やしたい」「季節による光の入り方まで考えて設計したい」。
この3つは、別々の希望に見えて、すべて住宅性能の話です。
そして前橋の気候を考えると、当然の要望だと思います。夏は南東の風で気温が上がり、猛暑日も熱帯夜も増えています。冬は赤城おろし。 年間の平均気温は14〜15度ですが、その振れ幅の大きさが前橋の特徴です。
ただ、この住宅性能の理解度は7軸でいちばん低い結果でした。求める強さと、判断材料の差がいちばん大きい軸です。
断熱等級は「材料の性能」を示す数字にすぎません。同じ等級でも、体感は変わります。 効くのは、熱の逃げにくさを示すQ値と、すき間の量を示すC値。この2つはセットで見ます。 特にからっ風の強い地域では、すき間があると風圧で外気が入り込むので、C値が効きます。
風の通り道も、前橋なら方角が決まってきます。 夏の南東風を取り込み、冬の北西風は受け流す。すでにお持ちの土地で、どの向きにどう窓を取るか。そこまで設計できるかどうかで、体感は変わります。
もうひとつの7点が「家の中に、一人で落ち着ける場所がほしい」でした。
そして「収納の使いやすさにこだわりたい」が6点。こだわりたいものとしてランドリールームとキッチン・パントリーを挙げられています。
一方で、「毎日の家事や移動を、間取りで減らしたいですか」は2点でした。
ここが特徴的です。 求められているのは移動距離を短くすることではなく、家事をする場所と、モノを置く場所がきちんとあること。 ランドリールームもパントリーも、動線というより場所の話です。
収納は、量ではなく「適量適所」です。 必要な量を、使う場所に。収納率を上げても、使う場所から遠ければ結局出しっぱなしになります。逆に適量適所なら、探す時間も、片付ける時間も減ります。
そしてここが、1つ目とつながります。家事の時間が減れば、家族で過ごす時間が増えます。 「一人で落ち着ける場所がほしい」に7点をつけられたことと、同じ方向の話です。
大切にしたいものとして選ばれたのは、住宅性能・暮らし動線と収納・コストでした。
住宅性能は、回答からもはっきり出ています。 ここは一致しています。
暮らし動線と収納は、先ほどの通り、収納側で選ばれたのだと思います。
コストは、「住んでからかかるお金」が6点、「借入や制度を含めた総額」が1点。ランニングコストは気にされていて、初期費用の話には関心が薄いという形です。
そして選ばれていない軸のなかに、7点をつけた「一人で落ち着ける場所」があります。 家族の距離感は、こだわりのスコアでは上から2番目でした。
どちらが正しいということではありません。 ただ、ご自身のなかで整理できていないことは、住宅会社にも正しく伝わりません。
打合せは、伝えたことをもとに進みます。言わなかったことは、図面に入りません。 一人になれる場所も、収納の位置も、間取りを決める段階を過ぎると足せなくなります。
住んでから「こうしたかった」と気づくことの多くは、この段階の伝え漏れから生まれます。 だからこそ、設計に入る前に、大切にしたい価値観をまとめておく必要があります。
性能の高い家を建てられる会社は、以前より確実に増えました。等級だけで比べると、差がつきにくくなっています。
差が出るのは、そのご家族がどう暮らすかを理解して、間取りに落とせるかどうかです。性能は満たしているのに朝の洗面所で渋滞する。パントリーはあるのに使う場所から遠い。こういう家は、性能の問題ではありません。
すでに楽屋さんとお会いされているとのことでした。ひとつだけお伝えしておきます。
規模の大きな会社ほど、担当者によって差が出ます。 会社の評判ではなく、「誰が担当につくか」まで確認されることをおすすめします。
もうひとつ。人数の少ない工務店も、一度見ておく価値があります。 関わる人が少ないぶん、話したことがそのまま設計に反映されやすい。 ただ、大手と小規模の両方を回るのは、時間も手間もかかります。
全部を最大にすることはできません。絶対に譲れない「MUST」と、できれば叶えたい「WANT」。 ここを一緒に整理するところから始まります。選んだ3つと、回答から見えたことのずれも、ここで合わせます。
Q値もC値も、風の通し方も、こちらから聞きます。そして「どんな暮らしをしたいか聞いてくれる会社か」「誰が担当につくか」も見てきます。
話を聞いて難しいと判断した会社は、お出ししません。楽屋さんについても、同じ見方で整理できます。
ひとつだけ、先にお伝えしておきます。 私たちがいま確実に動けるのは、愛知県・東海エリアが中心です。群馬にも良い会社は存じ上げていますので、ご要望があればそちらでの代行も検討させていただきます。 ただ、他のお客さまより少しお時間をいただくかもしれません。その点だけご容赦ください。
土地はお持ちで、1年以内に住みはじめたいとのことでした。設計に入る前のいまが、いちばん決められることが多い時期です。